昨日、観てきました。観終わってからずっともやもやしていて・・・ツイッターでずっともやもやツイート垂れ流してそうだったのでこっちで。。
ネタばれしてるのかもよく分からないので、まだ観てない人は注意です。
堀越二郎さんという方もよく知らんで観に行きました。零戦造った人という情報のみと、15秒くらいのCMだけ。なんか最近の予告はすごいので、勝手に予告でこんなかな!と盛り上がって作品見て予告ほどじゃ・・と思うのが嫌だったもので。
自分は頭の回転が本当に遅くて、映像とかパーっと見てもパーっと見て分かる表面的なこと?感覚的なこと?しか分からないことが多いです。なので、なんか観終わった後、戦争的な部分なにも見せずに終わったな・・・。という感想がすごく残りました。パンフレットも買わずに帰ってしまいました。帰ってきてから、ちょろちょろっと他の方の感想を見て、菜穂子の「綺麗なとこ(時?)だけ見せたかった」というセリフの、あれそのものだというのを見て、あ~なるほど~ってやっとわかりました。胸のつっかえが取れたような。気付けよって話なんですけど。劇中で起きていることとか凄くて、初めは関東大震災?から始まって、戦争やら結核やら・・あの時期の辛い出来事をオンパレードで味わってるなと。んで、味わってるのに辛い部分がないんすよね。キスシーンがやたらとあって純愛のように見えるのに、一番辛い時に一緒にいないし、零戦が最終的に特攻に使われるのに「帰ってこなかった」という言葉だけ。飛行機の残骸とか壊れるシーンはいっぱいあるけど人間が争ったりしてるシーンはない。サバの骨。牛がいる・・・。
いきなりピラミッドの話が出て、なんでピラミッド・・・って思ってたけど、カーストのことだったんですね。気付けよって話なんですけど。たぶん、私は二郎がシベリアをあげようとした子供の方だから、あの子供と同じような感覚で好きじゃないってこの作品に対して思ったことがピラミッドの下の方だと思わされているような気分になったのかなあ。感想を読んでて、やたら好きになりたがっている自分がいるのですよね。素晴らしい!って気持ちに私もなりたいと。インテリブルジョアには共感出来ないんだなあ。
作画は凄いです。動く動く。ストーリー?内容?は激動な感じをあまり受けない(あの時代にしては)のに、画は流動的な落ち着きのない部分が多いと感じました。ポニョと変わらない感じ。夢のシーンもいっぱいあるし。凄いんですけど・・たぶんコンピューター塗りになって、セルの時よりもどえらい作画のものでも処理できるようになったんですかね?ハウルあたりから画面が騒がしくなってきたような・・。まあ好みと言ってしまえばあれだけど。自分がジブリを観て小さい時に感じていたのは背景の美しさというか本物みたい!すごい!って思ってたんですけど、たぶん作品の中に入っちゃってたのかなとか。空気感が伝わるというか。自分が大人になったのもあるかもですけど、空気感があまり感じない。コンピューター塗りがつるつるしてるような印象からかしら。絵本の世界という感じ。でも背景だけ見ると昔と変わらない気もする・・・から、手書き背景とコンピューター塗りはセル画に勝てない部分があるのかもしれないなあ。
振り返って感想書いてると、ちょっともう一回観たくなってきたかも^^しかし、主人公の声の人をCMで見る前に観たかったのも正直・・・。ラブシーン?とかで庵野さんの顔がちらついてしまったよ、、、
追記ついき。またちょっと感想読んで。つか気になってるなあ///
勉強してから行った方が楽しめるんだそうなことと、今までのジブリを求めては楽しめないそうな。震災後にファンタジー作るべきじゃないとか言っていたそうな。今までは子供向けに作らなきゃと思っていたけど、最近は変わったそうな。そんな記述を見ました。それなら夏休み合わせで出さんでも・・とか思っちゃったけど。まあどうでもいいか。やっぱり自分が経験も未熟な年だけ重ねた子供であることを指摘された気がして、鬱になった・・・。。生きねばって思えん。。
(事前に勉強しないといけないって、一つの映像作品として成り立ってるのかよく分からんのですが)